“完璧”はつまらない
ファッション誌を見ているとよく目にするワード、「抜け感」。
どういう意味なんでしょう。
ググったらこう出てきました。
『抜け感とは、完璧なおしゃれではなく、どこかに抜けた部分を作ること。
ナチュラルテイストや着崩しを入れて、気取りがなく肩の力を抜いた感じを出す
ファッションスタイルのことです。』
なるほど。
気取りがなく、肩の力を抜いた感じですね。
つまり裏返せば、抜け感=「完璧じゃないこと」。
では、なぜ完璧が良くないのかちょっと考えてみました。
完璧を辞書で引くと「ひとつも欠点がなく、完全なこと」とあります。
これって良いことじゃないのか?
でも完全ってことは、それ以上無いってこと、つまりそこから発展しないってことです。
そこで完結して付け入る隙きを与えないってこと。
これって人間も同じですよね。
完璧なものには他者の入る隙間は無いんです。隙間が無いってことは余裕が無いってこと。
だから完璧なオシャレはつまらないのかな、と。
飛躍しすぎですかね(笑)。
ファッションに抜け感を与えると、
その人自身がすごくウェルカムで温かい、人間らしさが漂ってきます。
「やり過ぎで頑張りすぎ」なファッションが共感されないのも、
ガチガチの自意識が「寄せ付けない感じ」がして
見る人を疲れさせるからなのかな、なんて思いました。
着心地の良さ、そしてカジュアルになりすぎない上品さを併せ持つニットジャケットの下に
ホリゾンタルカラーのカジュアルシャツ
これまた着心地とオシャレの両方を叶えてくれるニット素材のジレ
ストレッチのきいたパンツ。
そして、「抜け感」を上手に魅せるマウンテンパーカーをプラス+。
近年、アウトドアブランドの枠を超え、
タウンユースメインのファッショニスタから熱い注目を集める
ARC'TERYX アークテリクス
派手じゃないけど地味でもない、リラックスした感じ。
「抜け感」を上手に表現した、大人コーデの完成です。