2002年にGildas Loaec(ジルダ・ロアエック)とMasaya Kuroki(黒木理也)のふたりによって設立されたフランスのファッションブランド「MAISON KITSUNE」(メゾンキツネ)。
ジルダ・ロアエックはフランスの著名なハウスディスコ・デュオ「ダフトパンク」の元マネージャー、 黒木理也は建築士としての資格を持ち建築事務所で働いていたという異色の経歴の二人。
MAISON KITSUNE の誕生の成り立ち
少年時代にフランスに渡った黒木は、多感な時期をパリ郊外の移民が多く暮らす地域で育つ中で音楽に多くの力をもらったと語ります。その後ニューヨークに渡り、音楽やスケボーなどのストリートカルチャーを吸収。パリに戻り、友人だった ジルダと2002年にライフスタイルをコンセプトを掲げたブランド、「KITSUNE」を立ち上げます。
ブランド名でもあるキツネのモチーフは、「狐」が日本古来の神様に由来していることから。自由に変化する狐はさまざまな顔を持つブランドらしいアイコン。
ブランドを立ち上げたのは、自分たちの好きなものを紹介したいという思い。ファッションや音楽やインテリアやカフェ、そういった様々な要素がクロスオーバーする、「ライフスタイル」をコンセプトに掲げた先駆者的ブランドです。
2010年秋冬シーズンよりブランド表記をMAISON KITSUNEに変更し、ファッションだけでなく、音楽レーベルや、レストランやカフェの展開など、さらに活躍の場を世界に向けて広げます。
現代的でありながらタイムレス
メゾンキツネのファッションのテーマは"ニュークラシック"。ラインとディテールへの徹底したこだわりを持ち、 シャツはナポリ製、カシミアはスコットランド製、デニムは岡山製、など世界各国の良さを生かした上質な素材を用いて、モダンでありながらもタイムレスなスタイルを提案しています。
その成り立ちやコンセプトなど、ボーダーレスな社会にふさわしい、メゾンキツネ。可愛らしいキツネのモチーフの裏にこんなコンセプトあるともっとおしゃれが楽しくなりますね。