本日はPTトリノの「Edge/エッジ」の春夏2023年新作パンツを取り上げて各モデルについて解説します。
リゾート・ミリタリー・ストリート・モードなどのエッセンスを加え、「大人の休日着」をテーマに構成されたのがエッジシリーズ。各モデル個性的なシルエットですが、PT TORINOの持ち味はそのまま。
ざっと並べてみてもどれも魅力的。
大人の休日と言っても、もちろんビジネスシーンにもふさわしい上品な大人モードが漂います。
①DIECI/ディエチ:細くシャープなシルエット
DIECI(ディエチ)はイタリア語で「10」。エッジでは最も細く、シャープなシルエットです。
ノータックのすっきりとした腰周りはそのままに1.5~2cmほど股上を深く設定し、やや安定感をプラス。ワタリ幅から裾にかけてのしっかりと効かせたテーパードシルエットは、ほぼスラックスラインのSKINNY FITと変わりません。
②GRAVEN FIT/グラヴェン フィット:シンプル&モダン
GRAVENはシンブルですがモダンな雰囲気。
浅めの股上(24cm前後)にノータックのすっきりとした腰周り、程良いワタリ幅と緩やかなきつすぎないテーパード。股下丈の設定もやや長めの75cm程度のシングル仕上げ。バックのフラップポケットの設定位置は高めで足長効果も。
正統派なジャケパンスタイルとの相性も良く、取り入れやすいモデルです。
③FLICKER/フリッカー:裾のダブルが特徴
FLICKERの最大の特徴とはダブル幅7cmの裾の仕上げ。ブランド側の提案です。そして深めの股上(27cm程度)と1プリーツの腰周り、そこから裾にかけてのはっきりとしたテーパード。裾幅は17cmほどと細く、全体的に細身のシルエットです。股下丈の設定(股下73cm前後)が、この特徴的な美脚シルエットをさらに際立たせます。
正統派なジャケパンスタイルとの相性も良く、取り入れやすいモデルかもしれません。
④CINQUE/チンクエ:最旬のゆるシルエットをPT流に
CINQUEは、はっきりとした深めの1プリーツで腰周りにゆとりを持たせた最旬シルエット。
「DODICI」モデルと同じように近年の太めシルエットの流れを汲んだゆとりあるサイジング。しっかりとられた深めの股上は30cmほど、ふわりとした腰周りから裾にかけての絶妙なテーパード!股下丈は約71cmで完成形のアンクル丈。裾は1.5cm折り返しで糸留め仕上げ。
リラックスかつ、大人の色気も併せ持つ今の空気感が感じられるスラックスに仕上がっています。
⑤DODICI/ドーディチ:ノープリーツで太めシルエット
Dodiciは近年の太めシルエットの流れを汲んだ、ゆとりあるサイジングと脱力感が絶妙です。
余裕をもたせた太めのパンツ、と言ってしまえばそれまでなのですが、PT TORINOらしく一目瞭然の美シルエットに仕上がっています。
しっかりとられた深めの股上は30cmほど、股上は深くとも、ノープリーツの細身ですっきりとした腰周り。
裾幅もやや広めにとられているのに、テーパードの効かせ方が絶妙で、すっきりとしたデザインがシャープなシルエットを描きます。股下は約71~72cmで完成形の「絶妙なアンクル丈」です。
----------
以上、ざっくりとPTトリノ「Edge」パンツの各モデル解説でした。
どれもその名の通り「エッジ」の効いた「今が旬」な美脚スラックスです。普段使いに取り入れやすい、モードの香り漂うトレンド感度の高さを誇ります。ぜひ各店舗でご確認ください。