今でこそ珍しいものではなくなりましたが、ちょっと前まではTシャツ1枚はおろかジャケットの下にTシャツというスタイルをイタリアで見かけるのはごくまれでした。
なぜかというと、イタリアではTシャツって子どもが着るものだとされていたのです。もしくは下着的な。
なので、シャツの襟からTシャツが見えてるとなんだかすごく変な感じ.... 下着が見えちゃってる的な。自分もイタリア人たちと会食してる時にその中の一人のシャツの襟もとからTシャツがのぞいているのを他のイタリア人がいじりまくってた記憶があります 笑。
実はシャツは価格が非常に分かりやすく表れるアイテムです。 襟の形、ボタンを開けた時の感じ、品質がなんとなく伝わります。
いいシャツはそれ1枚で堂々としていて、着ている人の品格を上げる効果があります。
なので楽しく選びたいところ。(何事も楽しく、がモットーです。特にファッションは。)
シャツのサイジングは重要です。ワイシャツ店だと首回りで選ぶことが多いかと思いますが、イタリアンシャツはむしろ胴回りで選ぶとかっこよく決まると思っています。
端的に申しますと、自分の胴回りより3-4センチ多めのサイズを選ぶとすっきりしてズボンにシャツインした時にもたつきません。首回りが普通サイズの方はそのように選ぶとよいでしょう。いい感じにフィットしたイタリア人っぽいシャツスタイルになります。
おすすめのブランド
GUY ROVER(ギ・ローバー)は1973年、北イタリアにて生まれたシャツブランド。 オールマシンメイドで堅牢な仕立てとコストパフォーマンスの良さで知られています。OEMも盛んで、国内の数多くの人気セレクトショップで取り扱われています。
ORIAN(オリアン)は GUY ROVER( ギローバー )出身のオリアン氏が1990年に立ち上げたブランド。なのでギローバーの流れを汲む、伝統的な職人の勘をマシンメイドによる生産体制に落とし込んだ、コストパフォーマンスと品質に優れたブランドです。
今回も動画をyoutubeにアップしました。
春夏新作で届いたGUY ROVER、そして弊店で定番のORIAN。
イタリアのシャツをカッコよく着こなすには、どのようなサイズ感を意識するべきか、素材や柄、シャツのもつ雰囲気によってどう着方を変えるべきかなど、バイヤーのアドバイスをメインに、実際に着用しながらご紹介していますので、ぜひご覧くださいませ。