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イタリアンパンツのディテールの名称。

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PT01やインコテックスなどのパンツ専業ブランドのパンツはイタリア服に欠かせない存在です。

わたしたちのお店でも通年売れつつけているこれらのパンツ。世の中にはお安いパンツもあるのになぜ値の張るパンツが売れ続けているのか?

このようなパンツ専業ブランドのパンツが売れ出したのは、全世界的なファッションのカジュアル化が背景にあります。つまり、Tシャツとスニーカーがメンズファッションの基調になっていき、シンプルな服がメインストームになっていく中、スタイルの差別化をボトムに託す人が多くなってきたのです。

Tシャツがおしゃれ着としての地位を確立したのは、それほど昔のことではなく、イタリアでは「Tシャツ=こどもの肌着」と長らく考えられてきました。イタリアの展示会でお洒落な大人の男性がTシャツ姿で見るのをみかけるようになったのはここ10年ぐらいでしょうか...。

当店でも大人気のPT01(ピーティーゼロウーノ)の創業が2008年ですから、まさにそんな動きを反映したブランドです。

マーケットのそんな歴史的背景はさておき、、今日は人々を魅了してやまないイタリアのパンツのディテールについて、入荷したPT01のパンツを例にとります。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は PT-1-1024x754-1-1024x754.jpg です

このブランドの魅力を一言でいうと、今っぽくトレンドをおさえたデザイン、細部までこだわりぬいたディテール、リッチさとエレガントさ、そして爽やかさ。

ディレクターのMario Stefano Maran 氏は、Incotex(インコテックス)に長年在籍したあとBoglioli(ボリオリ)に移り大成功をおさめ、そのあとBrunello Cucinelli(ブルネロクチネリ)に移籍したあとに、PTのスタートに参画したという、イタリアを代表する人気ブランド全部に関わってきたような人物。

彼のイタリア服への造詣と、時代の先読みの鋭さが、クラシック一辺倒だったイタリアのパンツに新しい風が吹き込みます。

細やかなモデルの違いと同様、細部への心配りはファッション好きの心をくすぐります。PTのようなイタリアンパンツに見られる意匠をいくつかご紹介します。名称や意味を知ってるとまた一層ご自分のパンツに愛着が湧くかと思います。

天狗鼻(てんぐばな)

パンツの下前のせり出した部分を日本語では「 テング」「天狗鼻」といいます。文字通り、天狗の鼻に似ているからそう呼ばれています。
パンツェリーナ仕様とも言います。さまざまな形がありますが、これがある事でおなか周りがサポートされすっきりする有り難いディテールです。

Vスリット

ウエスト後ろの切り込みはVスリット(またはVノット)と呼ばれ腰部へのフィット感が高まります。アジャスター効果があるので、座ったときお腹が窮屈に感じるのを軽減します。

持ち出し

上前先端のウエストバンドの延長された形で、その裏側にはフックかボタンが付いています。これもテングと一緒でこれがあると最後にウエストの締めに安定感があるのでベルトなしでパンツを着る時にはあった方がいい意匠です。

ベルトピンループ

持ち出しの隣にピョコンと付いてる小さな輪っかがベルトピンループです。ここにベルトのピンを通してからベルトを締めると、ベルトが上下に動きません。地味な存在ですが効果大です。

腰裏

パンツの履き心地を決めるのがここの部分です。イタリアのブランドのパンツは画像のようなシャツ地が使われることが多いです。見た目に楽しいだけでなく、ウエストのあたりが柔らかいのが特徴です。それにしても可愛い裏地ですね。

マーベルト

パンツの内側に沿わせた細いゴムがすべり止めになりシャツのせり出しを防ぎます。 画像のパンツは赤い部分があることでその効果があります。 「マーベルト」はその製品を作っていた企業の名前で、日本では転じてこの部分をマーベルトと呼ぶことが多いです。

代表的な意匠をいくつか紹介しました。

包み込むような履き心地と、 美しいヒップラインと膝から裾へと美しくシェイプされたシルエットにはこんな細やかな気配りが隠されているのですね。

実際に履いてみると、その丁寧で洒落たつくりに驚きます。よかったら是非♪

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